2017年04月05日
林業初体験
前回の続きになります。
4/3(月)10日目
役場で林業就業者の入社式があり作業服を来て出席。今年度は4名の就業者でした。これから1年間研修生として就業、各事業体へ派遣されそこで林業の技術研修を受けます。1年後任意の事業体へ正式に就職する事となります(基本的には研修期間中の事業体となるようです。)
町長さんから激励の言葉を頂きその後各事業体へ移動。
必要書類などの提出を済ませ、林業のおおまかな作業内容、安全や体調管理について説明を受けました。特に安全については念入りに説明されました。チェーンソーでのケガや死亡事故。林業機械での死亡事故など。死亡事故率が建築業の5倍となっていることからも危険度が高いことが解ります。
それから驚いたのは山の区分けでした。今まで個人の山は一山単位だと思ってましたが実は住宅と同じ様に細かく分かれています。例えばAさんの山は立っている位置から5m四方とか、Bさんの山は3m四方とか細かく区分けされています。ですので勝手に関係ない山の木を切ることはできません。極端な場合、「Cさんの山はこの杉の木3本だけ」という場合もあるそうです。
それからこれは人によっては困る人もいると思うのですが山にはトイレがありません。汚い話になりますが基本的に山では大きい方はしません。どうしようもない場合は穴を掘って藪でする場合もあるそうですが夏場などは蛇や蜂にも注意が必要です。基本的には山では大はしない。つまりこれも健康管理の一つです。寝不足などもってのほか!集中力が切れたら即死亡事故につながる可能性があります。体調管理は十分に行うようにとの事でした。
それからこの辺りで「カツボ」とか「ブト」と呼ばれるムシ。関東でいう「ブヨ」です。目の周りが真っ暗になるほど大群で飛んでくるそうです。
1,000匹単位という事でした。最初は刺されると腫れるけど慣れると刺されても腫れなくなるとの事w
4/4(火)11日目
現場作業を見学。伐倒(木を倒す事)から枝打ち(木の枝をチェーンソーで切る事)から玉切り(丸太を一定の長さに切りそろえる)、玉切りしたものをトラックに積み込むまでの一連の流れを見学しました。木が倒れるのを初めて目の前でみましたがかなり圧巻でした。これは文章や映像では表せません。作業を見ているだけですが足場の悪い急斜面をはき慣れない地下足袋で上ったり下ったり。それだけでも息が切れます。特に伐倒のときはどう倒れるか予想できないので遠くまで避難する必要があります。
4/5(水)12日目
今日はチェーンソーを使って枝打ちと玉切りの作業を行いました。チェーンソーを使うのは初めてです。
最初は練習で玉切りされたもの輪切り。次に枝打ち。これが意外と大変でした。枝は色んな方向に向かって伸びていますし、足場が悪いので
不安定です。それになによりもチェーンソーが重い。
実際に使用しているチェーンソー

重量が4.5kgあります。

管釣りのロッドスタンドって5本~6本のフルセットだったら4.5kgくらいあるんですかね?それを山の急斜面で一日中持っている感じといえばイメージが沸くでしょうか?後半は腕が上がらなくなります。2週間くらいはこの状態が続くとの事でした。この時期を投稿している今も全身の筋肉が痛いです。今後は小径木(小さい木)の伐倒をする事になるかと思います。
とりあえず本日までの内容をダイジェストでお伝えしましたが、明日以降の内容についてはまた別途お伝えしまーす。
それではまた~
4/3(月)10日目
役場で林業就業者の入社式があり作業服を来て出席。今年度は4名の就業者でした。これから1年間研修生として就業、各事業体へ派遣されそこで林業の技術研修を受けます。1年後任意の事業体へ正式に就職する事となります(基本的には研修期間中の事業体となるようです。)
町長さんから激励の言葉を頂きその後各事業体へ移動。
必要書類などの提出を済ませ、林業のおおまかな作業内容、安全や体調管理について説明を受けました。特に安全については念入りに説明されました。チェーンソーでのケガや死亡事故。林業機械での死亡事故など。死亡事故率が建築業の5倍となっていることからも危険度が高いことが解ります。
それから驚いたのは山の区分けでした。今まで個人の山は一山単位だと思ってましたが実は住宅と同じ様に細かく分かれています。例えばAさんの山は立っている位置から5m四方とか、Bさんの山は3m四方とか細かく区分けされています。ですので勝手に関係ない山の木を切ることはできません。極端な場合、「Cさんの山はこの杉の木3本だけ」という場合もあるそうです。
それからこれは人によっては困る人もいると思うのですが山にはトイレがありません。汚い話になりますが基本的に山では大きい方はしません。どうしようもない場合は穴を掘って藪でする場合もあるそうですが夏場などは蛇や蜂にも注意が必要です。基本的には山では大はしない。つまりこれも健康管理の一つです。寝不足などもってのほか!集中力が切れたら即死亡事故につながる可能性があります。体調管理は十分に行うようにとの事でした。
それからこの辺りで「カツボ」とか「ブト」と呼ばれるムシ。関東でいう「ブヨ」です。目の周りが真っ暗になるほど大群で飛んでくるそうです。
1,000匹単位という事でした。最初は刺されると腫れるけど慣れると刺されても腫れなくなるとの事w
4/4(火)11日目
現場作業を見学。伐倒(木を倒す事)から枝打ち(木の枝をチェーンソーで切る事)から玉切り(丸太を一定の長さに切りそろえる)、玉切りしたものをトラックに積み込むまでの一連の流れを見学しました。木が倒れるのを初めて目の前でみましたがかなり圧巻でした。これは文章や映像では表せません。作業を見ているだけですが足場の悪い急斜面をはき慣れない地下足袋で上ったり下ったり。それだけでも息が切れます。特に伐倒のときはどう倒れるか予想できないので遠くまで避難する必要があります。
4/5(水)12日目
今日はチェーンソーを使って枝打ちと玉切りの作業を行いました。チェーンソーを使うのは初めてです。
最初は練習で玉切りされたもの輪切り。次に枝打ち。これが意外と大変でした。枝は色んな方向に向かって伸びていますし、足場が悪いので
不安定です。それになによりもチェーンソーが重い。
実際に使用しているチェーンソー
重量が4.5kgあります。
管釣りのロッドスタンドって5本~6本のフルセットだったら4.5kgくらいあるんですかね?それを山の急斜面で一日中持っている感じといえばイメージが沸くでしょうか?後半は腕が上がらなくなります。2週間くらいはこの状態が続くとの事でした。この時期を投稿している今も全身の筋肉が痛いです。今後は小径木(小さい木)の伐倒をする事になるかと思います。
とりあえず本日までの内容をダイジェストでお伝えしましたが、明日以降の内容についてはまた別途お伝えしまーす。
それではまた~
Posted by NOALIST at 22:15│Comments(4)
この記事へのコメント
きむごんさん
その放送は見ていませんが、日本はチェーンソーがメインであることは間違いないと思います。フラットな地形に広がる森林を持つドイツやカナダなどの外国とは違い、日本は北海道を除きほぼ山林なので。
その放送は見ていませんが、日本はチェーンソーがメインであることは間違いないと思います。フラットな地形に広がる森林を持つドイツやカナダなどの外国とは違い、日本は北海道を除きほぼ山林なので。
Posted by NOALIST
at 2017年04月07日 05:59

Mさん
実際には何周もしたあと、周囲の土手を何十回も上り下りするイメージですねw
冬は雪もあるそうです。
実際には何周もしたあと、周囲の土手を何十回も上り下りするイメージですねw
冬は雪もあるそうです。
Posted by NOALIST
at 2017年04月07日 05:57

テレビでチェーンソーの男子と重機操作の女子で1本の木から丸太を作る対決を観ました!
足場の悪い場所は重機が入れず、日本の山林はチェーンソーがメインと放送されていました。
安全には十分にお気をつけて!
ロッドスタンドで東山湖は1周が限界です。
足場の悪い場所は重機が入れず、日本の山林はチェーンソーがメインと放送されていました。
安全には十分にお気をつけて!
ロッドスタンドで東山湖は1周が限界です。
Posted by きむごん at 2017年04月06日 14:07
チェーンソーの重さについて、簡単にイメージできました。フルセットのロッドスタンドを持って、桜の枝を避けながら、東山湖を何周もするイメージですね。そりゃ大変だわ❗
Posted by M at 2017年04月06日 12:39